ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

井草聖二 / Seiji Igusa

ソロギターというジャンルの存在を僕が知ったのは、2015年、つまり今年の2月頃だったと思う。

 
ギターそのものは、中学生の時にはじめて興味を持って以降、学生時代はずっとコピーバンド活動に明け暮れていたので、それなりに慣れ親しんではいた。
主にエレキギターだったが。
 
その後社会人になってからは、音楽そのものから随分遠ざかっていたのだが、昨年末にJason Mrazのライブを見て感化され、改めてフィンガースタイルのアコースティックギター(彼はよくTaylorのエレガットを爪弾きながら歌う)をモノにしてやろうと一念発起したのが今年の正月だ。
 
この時点ではソロギターではなく弾き語り前提ではあったが、フィンガースタイルのギター奏法ってものに正面から取り組むのは初めてだったので、練習の参考になるような様々な情報や動画を、それこそ無数に、浴びるようにチェックしていく中で、僕の心を鷲掴みにしたプレイ、いや音楽があった。
 
Mellow Sunset / 井草聖二 Igusa Seiji
 
これは彼のオリジナル曲だが、そもそも楽器の試奏目的の動画なのでフルコーラスではない。
ただそれでも十二分に彼の才能を伝えるだけの説得力が、この正確無比なプレイから生み出される彼の音楽にはあると思う。
 
運良くこの夏、井草さんのライブを観る機会があった。
比較的小さなジャズバーでの演奏だったので、ホントに目の前で彼の演奏を見ることができた。
しかも、最新アルバムにサインももらえたし、握手もしてもらえた!
優しそうな好青年。しかもなかなかのイケメンだ。
 

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ライブは言うまでもなく素晴らしかった。
 
曲間のMCで彼が『以前、数年間の徹底的なリズムトレーニングの末に臨んだギターコンクールで、努力の甲斐あってか、なんとか最優秀賞を受賞できたんですが、当時師事していた先生がお祝いにくれたプレゼントが高級なメトロノームだった(笑)』という素敵なエピソードをとても爽やかな笑顔で話してくれたのだが、彼の紡ぎだす音を聴くといつも、『完璧なリズムと粒の揃ったトーンとは、こういうことを言うんだね。。。』と、そのオシャレで上質なメロディの裏側に、何気なく、さらりと佇む基本技術の高さに感銘を受ける。
 
聞くところ、井草さんのご実家は教会で、お父様は牧師さんなのだそうな。
こんなこというと完全におっさんっぽくなってしまうが、井草さんに良い意味でいまどきの若者らしからぬピュアさを感じるのは、そんな環境もあってのことなのかな。
 
Pierre Bensusanを知る数ヶ月前。
僕に初めてフィンガースタイルソロギターの魅力に気付かせてくれたのは、井草聖二なのだ。
感謝の気持ちでいっぱいであると同時に、今後の活躍を大いに期待したいギタリストだ。