ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

Lowden Pierre Bensusan Old Lady / ローデン ピエール ベンスーザン オールドレディー

Pierre Bensusan が最初にLowdenを使い始めたのは1978年なんだそうな。

その後現在に至るまで、2004年〜2008年(Kevin Ryanを使用していた時期)を除き、一貫してずっとLowdenを使っている。
 
ベンスーザンが1978年から長らく愛用していたLowdenは、"Old Lady"という愛称で知られる、ラインナップの中では一番大きいOサイズのシダー / キューバンマホガニーのカッタウェイだ。
ちなみにこのギター、最初はカッタウェイ無しだったものを、ベンスーザンがジョージ・ローデン氏にお願いし、カッタウェイ付きに改造してもらったらしい。
 

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当初のカッタウェイ無し。
 

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カッタウェイ改造後。
指板も延長されているようだ。
 

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近くで見ると年季の入り方が凄いのだが、それもあってか、2008年にLowdenを再び使用し始めてからは、サイズも少し小振りのFサイズで、材はアディロンダックスプルース / ホンジュラスローズウッド という、それまでシダーのイメージが強かったベンスーザンにしては意外な組み合わせの新たな“Lowden Pierre Bensusan Signature” を使用している。
 

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そんなベンスーザンとジョージ・ローデンの蜜月の関係は不思議なもので、2014年にそれぞれのキャリア40周年を同時に迎えることなった。そして、ふたりの40周年を祝してリリースされた新モデルが、今回紹介する "Old Lady"の復刻版である。
 

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そして2014年10月のライブ当日に、ジョージ・ローデン氏からプレゼントされた新たな"Old Lady"を嬉しそうに紹介するベンスーザン(もちろんそのギターでの演奏も!)が見られる動画がこちら。
ふたりの素敵な信頼関係が垣間見えて、なんだか微笑ましい。
 
こんな温かみのある素敵な生い立ちを持ったギターを、この秋に手に入れることができた。
国内総代理店であるギタープラネットさんにご協力いただき、『ベンスーザンが使い始めたベベル付きのこのOld Lady、めっちゃカッコ良くないですかー?』と半ば強制的に同意を求めてから、半年かからずしての入荷となった。
※ギタープラネットのSさんはじめ、お店の皆様。
この場を借りて御礼申し上げます。
 
 

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Lowden Pierre Bensusan Old Lady
Top: Red Cedar
Back & Sides: Ancient Cuban Mahogany
 
先程のライブ映像の中でベンスーザン本人が弾いているものと同様に、“指板延長”と“サウンドボックス・ベベル(肘当て)”という2つのオプションをつけた仕様だ。
フィギュアドメイプルのベベルが良いアクセントとなっていて、ホログラムのようなキューバンマホガニーの杢目も非常に美しい。
 
ちなみにサイズはOサイズなのだが、オリジナルのOld Ladyが前述のとおりジョージ・ローデン氏自らの手による独自カスタマイズを経てベンスーザンの長年の愛機となった経緯を忠実に再現することを目指したようで、カッタウェイの形やブレイシングが通常ラインのものとは多少異なるようだ。
 
見た目、Oサイズは大きすぎて扱いづらいのではないかと思っていたが、実際弾いてみると、むしろFサイズよりも右腕の収まりが良く、まったくストレスがない。
 
またその大きさを活用して、ネックとボディーの隙間に顔を埋めながら弾く、ベンスーザンお得意(?)のポーズが真似できて、ひとりでニヤニヤすることが可能だ。
 

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このポーズ。
 
このギターの音を説明するのは、音色を表現するためのボキャブラリーに乏しい僕には、ちょっと難しい。
シダー/マホらしい軽やかで素朴な系統の音色ではあるのだか、やはり幻ともいわれるキューバンマホガニーの特性なのか、ぐっと受け止めてから跳ね返してくるようなリバーブ感のある艶っぽさも感じられる。
 
同じモデルの生音と思われる動画があったので参考に。
当たり前だけど、やっぱり上手いなぁ。
音符が踊ってますね。
Le Voyage Pour L'lrlande / Pierre Bensusan
 
実際弾いてみると、音が突き抜けていく感じがモノ凄くて、弾いていて気持ちのよいギター。
一般的なLowdenの特徴かもしれないが、そもそも音がでかい。
 
Lowdenには珍しく、べっ甲色のピックガード仕様に大きめのOサイズということもあって、見た目はかなり独特。少し野暮ったい感じもある。
しかしその音色の特性からして、フィンガースタイルでもピック弾きでもOKな、思いの外、汎用性の高いモデルだと思う。
 

 (続く・・・)

※このギターのフォトギャラリーは【ギターコレクション by ぷんギターズ】のページでご覧いただけます。→Lowden Old Lady Pierre Bensusan | ぷんギターズ

 

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