ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

はじめてのMartin(⑦試練の誘惑 編(2/2))

前回の記事に書いた通り、一通りの自己検証作業を通じて、 Martin D-28 Authentic 1941 (non-VTS仕様) を大阪M店の店員Uさんから購入することで、僕の心はほぼ決まりかけていた頃。
 
話は少し逸れるが・・・
当ブログにこれまで何度か暖かなコメントをいただいているzizi様という方がいらっしゃるのだが、ギター関連の話題をグーグル検索していた際に、そのzizi様ご本人のものと思われるブログに偶然遭遇し、いろいろと楽しく拝見させていただいていた。
 
>zizi様 勝手にご紹介してしまってすみません!
 
 
zizi様は素晴らしいギターをいくつも所有されていらっしゃるのだが、その中のある1本が、僕の心をムギュッと鷲づかみにした。
 
それは、アコギ好きならほとんどの方が知っているであろう、あの Martin D-28GEだ。
 
キラキラしてドスンときたかと思ったら、音の塊がズキュンと胸を突き抜けていく爽快感の後、ホワーンとした余韻に包まれてうっとり。。。
 
なんだこのツンデレは!
僕が悩みに悩んでどちらか一方を選択せざるをえなかった、D-28 Authentic の1937と1941の美味しいところが両方入ってるじゃないか!
 
これは本当にズルい。この音には、今まで積み上げてきた検証作業が、危うく全て吹き飛ばされてしまうくらいの破壊力があった。
 
まず、僕が感じていたフォワードシフトの1937が持つ『包み込むような音』と、リアシフトの1941が持つ『音の塊が体を突き抜けていく音』という特徴の両方が共存できてしまっているように聴こえるところが、大問題であり、なによりけしからん!
 
これがアリになっちゃうと、この2つの特徴を両立させ得る要因を求めたくなるのが道理なのだが、この流れが相当まずいんですよ。。。
 
 
●担任の先生
共にフォワードシフトのブレイシングで戦前マーチンのレプリカ的な位置付けとなっている D-28 Authentic 1937とD-28GEですが、仕様上、大きく異なる点はどこですか?
 
 
●僕(生徒)
・・・先生、質問が良く聞こえません。
 
・・・えーと、わかんないでーす♪
 
・・・実は、言いたくありません。
 
・・・いやだ、絶対にいやだ!
 
・・・いやだって言ってるのに!!うわーん
 
・・・わかりました先生。答えます。
 
・・・お・も・て・な・し?
 
・・・ウソですウソです、ごめんなさいィィ
 
 
 
 
・・・ハ・カ・ラ・ン・ダ!!!
 
 
この言葉は、もはや『バルス』に相当する。
 
その方向に話を進めてしまうと、D-28GEはもとより、問答無用の無間地獄ヴィンテージマーティンもスコープに入れなきゃいけなくなるし、更にわがままを加えて、比較的近年物の個体を手にいれて自分で音色を成長させたいとかって言い出すと、こんな個体とか、あんな個体とかも出てきちゃうじゃん!
 

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●D-28 Authentic 1937 Brazilian
 

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●CTM D-28 Authentic Tortoise Head Brazilian
 
いやいやちょっと待て。
これはダメだ。悪魔の囁きだ。
きっと僕が本当に大切なものを手にしようとしている、その最後の最後の瞬間に訪れた、罠なんだ。
僕の精神を試す、試練の罠だ。
こんなことで僕はブレないぞ!
そうだ、僕はデキる子なんだ!!
 
 
こうしてその晩、大阪M店 店員Uさんの、まるでメーテルのような優しそうな笑顔(←実際には一度もお会いしていない)を思い浮かべながら、気絶するように眠りに落ちたのだった。
 
次回、いよいよ完結!
 
(続く)