ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

Martin D-28 Authentic 1941 (non-VTS) -後編-

さて、前回は写真中心の見た目編でしたが、今回は肝心の弾き心地、音色編。
 

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◎弾き心地
 
手に取ってみて何より先に感じるのは、とにかく左手のフィンガリングが楽。
 
D-28 Authentic 1941のネック幅は、ナット部で42.9mm、サドル部で54.5mm。ちなみに、愛用しているベンスーザンモデルはLowdenもKevin Ryanもどちらも同じで、ナット部で45mm、サドル部で60mm(!)ですからね。そりゃぜんぜん違うわけで。
 
弦高は12フレットで1弦2.1mm、6弦2.5mmくらいなので、それこそケビンライアンのセッテングよりやや高いくらいなのに、そんなの関係なく、とにかく楽チン。セルフ課題曲の井草聖二さんの曲に頻繁に登場する『左手スライド連発でのメロディアスフレーズ』も、なぜかすごく安定して弾けちゃって、なんだか急に上達した気になります。
 
ネックプロファイルはなんていうのか知らないんだけど、ローポジションはカマボコ型で、そのままハイポジションに移動していくと、7フレットあたりから徐々にV的な山の出っ張りが出てきて、12フレットあたりでVの山がはっきり姿を現わすような感じ。僕としては、ものすごく握りやすい。
 
一方で、当然なんだけど、右手でフィンガーピッキングすると、その狭さゆえに、最初のうちはミスタッチを誘発しました。とはいえ、これは弾いてるうちにすぐ慣れるので、『ネック幅が狭いのでフィンガー向きではない』と言い切っちゃうようなギターでは全然ないと、個人的には思います。
 
逆にストロークで弾くと、その狭さが功を奏して、複数の弦の音を近いタイミングで鳴らしやすくなるので、キレの良いドライブ感のあるコード音が出ます。これは結構クセになるなぁ。歌いたくなります。
 
それとドレッドノートのボディーの大きさがどうかと思ってましたが、よくよく考えると、これまでもLowdenのOサイズとかケビンライアンのナイチンゲールとか、かなり大きいボディーのギターを弾いていたからか、D-28を弾いてみても全く何の違和感もなかったです。
 
 
 
◎音色
 
次に音色。
 
これは何度も言ってるので、いい加減しつこくて、ホントごめんなさいですが、とにかく音が『びぃーーーん』って、前に前に出ていく感じ。ピッキングした直後からすぐに音が減衰していくのではなく、ピッキングした後、弦の振動が落ち着くに連れて音が伸びていく感覚があります。
 
またピッキングの強弱への反応がとても良くて、優しく弾けばキラキラ感が強調された音になるし、強く弾けばミッドの効いた太い音が出ます。ピックでかなり強く弾いても音が潰れることはなく、太くて強い音が矢のように飛び出していくので、お上手な人はかなり表情豊かなプレイができるんじゃないでしょうか?
 
 
・・・って、文字だけだと伝わらないでしょうから、いくつかサンプル動画をご紹介。
 
まずは、以前の記事でもご紹介した『Martin D-28 Authentic 1941 (non-VTS)ベスト動画』(←僕が勝手に認定)がこちら。ストローク、フィンガー共に、僕好みの音色です。なお冒頭で、弾いてる人が座っている椅子を回してギターとマイクの位置関係を変えると、音色がそれに応じて凄く変化しているのがわかって、興味深いです。
 
 
次に、先ほど述べた『強く弾いても音が潰れず、太くて強い音が出る』という好例がこちら。ピックでの単音弾き中心のウォーミングアップみたいですが、とにかくめっちゃ上手いです。と思ったら、この方、ブルーグラス系のプロのギタリストなんですね。さすがだわー。
 
 
こちらは、短いですが、フィンガーで穏やか目の曲を弾くとこうなりますよ。。。と。
 
 
次に、ピックで1曲奏でるとこんな感じです。良いですねー。
 
 
 
・・・と、いろいろ聴いていただいた通り、かなり幅広く使えるギターだと感じています。ただし、装飾のないストレートな音なので、その分ごまかしが効きません。
 
スタンダードチューニングのソロギターや弾き語りはD-28で、DADGADのソロギターはベンスーザンモデルで、というスタイルでここ数日の楽しんでいるのですが、すっかり気に入ってしまいました〜!ホント買ってよかったぁ。
 
いつの日か、
 
●D-28 Authentic 1941 で、マイケル・ヘッジスの『Bensusan』を弾いた後に・・・
 
●ベンスーザンモデル(どれか)で、ピエール・ベンスーザンの『So Long Michael』を弾く
 
っていう、ひとりトリビュートが出来たらいいなー。
 
がんばろ!!
 
(完)
※このギターのフォトギャラリーは【ギターコレクション by ぷんギターズ】のページでご覧いただけます。→ぷんギターズ | Martin D-28 Authentic 1941 non-VTS