ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

続・はじめてのMartin (マホガニーの覚醒)

今年の春にMartin D-28 Authentic1941 を手に入れてからというもの、公私ともになんだかんだと忙しかったのもあるが、新たにどうしてもこのギターが欲しい!と思うようなことはなかった。

 
とはいえ相変わらず、寝る前などの時間を使って、ギター関連のサイト巡りをしたりはしていたので、新しく市場に出て来たギターは新品・中古に関わらず、それなりにはチェックしており、魅力的なギターが見つかる度に、へー!とか、ほー!とか言いながら楽しんではいた。
 
そんな中、久しぶりにあの甘酸っぱい片想いのようなドキッとする感覚を覚えたのが、何気なくチェックしたこのMartinだった。
 
 

Martin 00-18 Authentic 1931 VTS
Top: Adirondack Spruce
Back & Sides: Genuine Mahogany
 
なんでしょう?この軽やかさの中にも上品なツヤがあって、一粒一粒の音がくっきりはっきり。マホガニー特有と思われる軽快さはしっかりあるんだけれども、決してそれだけでなくて、そこに遠鳴り感というかリバーブ感というか、一般的にはローズ系統の音色の特徴みたいな魅力が共存する感じ。
 

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(現時点で僕が持っている唯一のマホガニーのギター、Lowden Old Lady)
 
最近自分の好みがようやく少しわかって来たような気がするのですが、僕、この手の音色にめっぽう弱いんですよ。なんていうか、その・・・いわゆる、
 
『一瞬と永遠のはざま』
 
みたいなやつです!!!
え?何言ってるかサッパリわからない??
 
ほら大雑把にいって、軽快さがマホガニーなら、艶とリバーブがローズとしましょうよ!そうすると、マホガニーは言わば“一瞬”の儚さが魅力で、逆にローズは言わば “永遠”に続くかのような余韻が魅力ってことなわけですよ!!
 
そんで、それらをうまいことバランスさせた音色、それはつまり『一瞬と永遠のはざま』の絶妙なところに存在する究極の美しさってことなんですよ!ね?そういうことなのさ!うんうん、まったくそうに違いない!!皆さんもそー思いますよね?ね?ね??
 
 
・・・。
 
 
すみません。ついつい愛が溢れて、気持ちが昂ぶってしまいました。
 
さて、少し落ち着きを取り戻したところで、この00-18 Authentic がなんでこんなに魅力的な音色なのかを考えてみると、まずひとつの大きな要因は、このギターが12Fジョイントだからかなと。。。この柔らかい音色は、やはり14Fジョイントのギターでは、なかなか出せないのではないかしら。
 
もうひとつ想定される要因は、このギターがAuthenticラインだということ。前回の記事でも書いたが、やはりこのオーセンティックって奴には、なんらか魔力があるに違いない。例えば、うちのD-28オーセンティックとの共通点としてなんとなく感じるのは、音のきめ細かさ。音色の手触りが、いわゆる砂とか砂利の感じじゃなくて、粘土とかシルクとかそういう感じなんですよ。それと、ネックとボディー全体が共振して、“びぃぃ〜〜ん”と細かく震えるように音が弾き出されているところ。これはやっぱりオーセンティックが持っている魅力のひとつだと思うわけです。ニカワ接着をはじめ、カスタムショップの精鋭による完全ハンドメイドによって製作されるオーセンティック、やはり侮るべきではないのである(たぶんきっと)。
 
とにもかくにも、こうして、これまであまり熱をあげることのなかったマホガニーMartinへの興味が、この一本によって、一気に火をつけられてしまったのでありました。
 
(続く)