ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

続・はじめてのMartin(買い増しの掟)

ギター好きにとって、新しいギターを欲しくなる気持ちには際限がない。
 
きっとそれは、前回の記事で書いたように、ギターという楽器が放ちうる音色のバリエーションが、使われている木材やその他素材(構成部品の金属、プラスチック、塗料など)、そしてその内部構造などによって、無限に広がる可能性を持っていることと関係している。
 
だから、『ちょっと高いけど、この一生モノのギターさえあれば、もう他のは欲しくないから…』と自分を言い聞かせて思い切って購入した1年後に、『なんか最近、あのギター、めっちゃ気になるんだよねぇ…』という状態になっている人を見つけるのは、あまりにもたやすい。ほら、既にここに1人。。。
 
なんだかんだ言っても、自分が惚れ込んだギターを手に入れるのは、ものすごく胸踊るし、人生に素敵な彩りを与えてくれることは間違いないのだ。
 

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その一方で、これはあくまで僕個人としてのこだわりではあるが、新たにギターが欲しくなった時には繰り返し自分自身に尋ねることにしている、“ある問い” がある。
 
それは…
 
『そのギターを手に入れることによって、逆にまったく、あるいは、ほとんど弾かなくなってしまうギターが出てきてしまったりしませんか?』
 
…という問いかけ。
 
もしこの問いかけに対する答えが、『うーん、あり得るかも…』ということであれば、僕の場合、①新たに購入するのをやめる、か、②手持ちギターと新しいギターを入れ替える、のどちらかを選択するようにしている。つまり、“弾かないかもしれないけど、とりあえず両方持っておく” という選択肢は、僕の場合は禁じ手だ。
 
これは決して、僕が“しっかり者”だとか、“己を律する事ができる人間である” とかそういうことが言いたいわけではなく、何度かこのブログでも書いてるように、僕という人間が “モノ” に対して感情移入してしまいがちなタイプであることに由来している。
 
つまり、自分が惚れ込んで手にいれたギターなのに、それをほとんど弾かずにしまいこんでおくという状態自体が、ものすごく自分自身にイヤな思いをさせ、そのギターに大変申し訳ないという気持ちを募らせることになり、その結果とてつもなく、切なく、ツラくなることが容易に想像できてしまうから。とにかくそうなるのがイヤでイヤで仕方ないのだ。ただそれだけ。
 
だから僕は今、己が定めたこの “買い増しの掟” にならって、実は欲しくて欲しくてしょうがない、あるギターを我慢することにした。
 
 
Waterloo WL-K 。
なんだよマーティンじゃないのかよ!って話ですが、以前にも紹介したこの12Fジョイント、マホガニーのギターがたまらんのです。この素朴な、鳴りすぎない、愛らしくて仕方ないこの形のギターで、歌いたくて歌いたくて・・・。
 
ただ僕には、まったく違うタイプのギターではあるけれども、同じように可愛くて、鳴りすぎないで、素朴な、弾き語りにばっちりな大好きなギターが既に手元にあるのです。
 

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Taylor Jason Mraz Signature Model (JMSM)
 
いわゆるエレガット。ナイロン弦のミディアムスケールで、とにかく弾きやすい。ソロギターにはそれほど向きませんが、ポロリポロリと弾きながら歌うには最高のパートナー!しかも、このブログのタイトルにお名前を借りているほどに大好きなジェイソン・ムラーズのシグネチャーモデルなのだから、これは絶対手放せないし、手放すつもりもない。
 
ちなみにこのエレガットで、ジェイソン本人が生音で弾き語るとこうなります…っていう模範演奏がこちら。
 
あぁもうだめだ……………だ・い・す・き♡
 
もちろん、エレガットと鉄弦マホガニーのギターを並べてどうこういうべきではなく、そもそも全く別物ではあるけれども、たぶんWaterlooの動画で歌ってるお兄さんが、Taylor JMSMで同じ曲を歌ってくれたら、僕がすっかり惚れ込んでしまったあのプレイと同じように、やっぱりめちゃくちゃカッコいいだろうと思うのだ。
 
であれば、僕もあんなかっこいい弾き語りができるようにTaylor JMSMを可愛がっていくのが、今の僕にとっては最善の判断だと思うので、ウォータールーは我慢することにした。びぇーん!
 
ちなみにこのWaterloo WL-K、英国の専門誌アコースティックマガジンの『Guitar of the Year 2016』に輝いたギターだって知ってました?
 

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…やっぱりほちいよ。うわぁぁ〜〜〜ん!
 
 
そして、この涙無くしては語れない僕の英断(←それほどでもない)が下されたことに伴い、2本目マーティンの有力候補のひとつであったMartin 00-18 Authentic 1931 についても、WL-Kと同じ12Fジョイントのマホガニー仕様であるという不慮の巻き込み事故が発生し、甚だ不本意ではありますが、今回は諦めることにしました。ふぇぇ〜〜〜ん!!
 
…となると、いまのところ候補に残っているのはMartin 000-42 Authentic 1939 。
 
ほう、じゃあこれで決まりか・・・
 
というと、それはそれでまだ決めきれない様々な思いがあったりなかったり…。
 
 
(続く)