ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

『俺のLowden(改) 』Barbera Transducer Systems仕様(後編)

 三木楽器 梅田店さんで完璧なセットアップを施されて、ついに我が家に戻ってきたLowden Pierre Bensusan Signature Model 。

 

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この写真、サドルが黒くて見えないのが、Barberaピックアップが搭載されたことの証です!
 
ちなみにアップにするとこんな感じ。
 

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そういえば、この写真を見て『海苔を巻いた煎餅にしか見えない』と呟いた賢人がいらっしゃいました。。。うーむ、確かになんか香ばしく見えてきたぞ。
 
 
さて。
 
まずは生音で、ポロリと弾いてみます。
 
もともと牛骨だったサドルが交換されたことになるので、サウンドが変わっちゃってないかちょっと心配してましたが…結果的には心配無用でしたね。
 
もしサドルをその場で交換して弾き比べとかできたりしちゃったら、それによる音色の変化が多少わかるのかもしれませんが、僕にとっては数週間ぶりに弾くローデン。少なくとも僕の耳では、ピックアップ取り付け前のサウンドと大きな違いは感じられませんでした。
 
正直、これにはほっとしました。僕は今後も引き続き、アコギは基本生音で弾きたいので、特にライブ予定があるわけでもなく、あくまでお試し的に取り付けたピックアップの影響で生音が犠牲になったりしたら、それこそ本末転倒なのです。
 
ちなみにこのBarberaピックアップは、海苔と煎餅、ではなくて、どうやらカーボン系の樹脂で出来ているようです。爪で叩くと、かなり硬くて、軽い音がします。
 
以前、ベンスーザンも使っていたアンダーサドル型ピエゾピックアップ(Highlandar)を搭載することを考えたこともあるのですが、あれはサドル溝の底に更に新たな溝を切って、その溝にピエゾ素子を入れるような搭載方法なんですよね。熟練の職人さんにお任せすれば限りなく生音に影響がないような最高のバランス、最高のサウンドで搭載できるらしいですが、自分で弦交換した際にサドルにかかる各弦のテンションバランスが変化したりすると、弦交換後のサウンドも変化してしまう可能性があるというような話もあって、ちょっと躊躇してしまいました。
 
その点、今回搭載したBarberaピックアップは形状がサドルそのものなので、まさにサドルを交換するような感覚でピックアップ搭載に踏み切ることができたのでした。あ、もちろん、前回の記事に書いたような一定の加工(サドル溝の幅の拡張、穴あけ)はありますので…念のため。
 
 
そしていよいよ、ラインサウンドの確認です。ここで、当ブログ初となるプリアンプが姿をあらわします。
 

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なぜか持ってるDualMix。数年前に、所有しているエレガットのラインサウンドを聴きたくなったときに、いつか鉄弦のラインサウンドを出したくなることもあるかも…と思って、末長く使えそうなプリアンプを買っておいたのが、今回功を奏しましたー。
 
ただし、スピーカー出力環境がないので、ヘッドホンで聴きます。ちなみにギターケーブルはNAZCA Cableを繋いでます。トレードマークのナスカの地上絵、かわゆい♡
 
そして肝心のラインサウンド。
 
おぉ?!良いよ!なかなか良いよ!あのローデン独特の響きがうまく出てますね。『生音そのままのラインサウンド』…とはもちろんいきませんが、かなりナチュラルなギターサウンドです。さすが、もともとはバイオリン、アップライトベースなどの本格アコースティック楽器用のピックアップを製作していたBarbera社。家柄の良さがサウンドに出ておりますよ!!
 
 
 
 
 
。。。しかし、である。
 
 
やはりどうしても気になる。気になりだしたら止まらない。あぁ、気になって夜も眠れない。
 
 
それはあいつ。全部あいつのせいなのさ。
あの"プチプチ"。いや、"ペチペチ"?
ん?やっぱり"プチプチ"か!?
 
 
そうです。あのピエゾ独特のコンプ感のあるプチプチ・ペチペチした音。特に弦を右手でヒットした瞬間に強く感じられるあの人工的な音の成分。
 
たぶん他のピエゾピックアップと比べたら、随分とあのプチプチ感は抑えられている方だと思いますが、あの、のっぺり平べったい感じがやはりどうしても気になるのです。それに、YouTubeでベンスーザンが弾いてた音色ともちょっと違うような…?
 
…と、思い立ったら今すぐ行動。(って小学校の先生が言ってたし。)
 
 

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Dynaudio BM Compact MKIII
 
パワーアンプいらず、プリアンプから直結できるパワードスピーカーです。ちなみにこれは既に生産完了品ですが、デッドストック物で定価半額くらいの新品を発見。スピーカーを乗せるスタンドもついてて、評判も良さそうだったので決めました。
 
わざわざモニタースピーカーを買わなくても、うちにあるオーディオスピーカーで鳴らしてしまうやり方もあったのですが、なんとなくオーディオのパワーアンプを通さないプレーンなセッテングでローデン&Barberaピックアップのラインサウンドを聴いてみたかったので、新たな機材を追加してしまいました。。。
 

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早速、音を出してみますよー!
 
ローデン(Barbera Transducer)→NAZCA Cable→DualMix→オーディオケーブル→Dynaudio BK Compact MKIII
 
…というセッテングです。
 
こ、これはっ!!!
これこそまさに、あの動画で見たあのサウンド!
 
 

 
大袈裟ではなく、ほんとにほんとにあのローデンの生音が、そのままスピーカーから出てくる感じですよ!
 
いやはや…。
ヘッドホンで聴くのと、スピーカーで聴くのとで、これほどまでに違うとは知らなかった。
 
そしてあの、気になって仕方なかったピエゾのプチプチ・ペチペチ感は、スピーカーで聴くと不思議と嫌な感じはなく、むしろ芯のある太い音色を作り出すために不可欠なサウンド成分に姿を変えているようです。
 
それと、素晴らしいことにこのピックアップ、ノイズがまったくないのですよ。これはヘッドホンで聴いていた時もビックリしたのですが、ギターの弦をミュートしてるとほんとに無音です。まさに静寂。あのよくある『シャー』ってノイズが全くないのです。これは凄い。
 
いやぁー、深いですね、ラインサウンドの世界は。これまでほとんど関わってこなかった世界ではありますが、その奥深さの一端にほんの少しだけ触れられた気がします。
 
というわけで!
唐突に決行された今回のBarberaピックアップ大作戦は、結果的には大成功でした。これなら家で存分に、ラインサウンドを楽しめそうです。
 
 
三木楽器 梅田店 Uさん、いつもながらの素晴らしい対応、ありがとうございました!おかげさまで、アコギの悦びが更にまた増えてしまいまちた♡