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ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

Martin 000-18(1941年製 ヴィンテージ )- 前編 -

なんだかんだと今回も素敵なエピソードを経て、ぼくの生涯2本目のマーティンとして迎えることとなった1941年製 Martin 000-18。

 

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書き始めに想定していたよりも、かなり順調に個人輸入の手続きが進んだことで、後半は特に怒涛の頻度での記事更新を余儀無くされたこともありまして、すっかりブログ連載疲れとなりまして…
 
肝心のギター紹介がすっかり遅れてしまったというこの本末転倒ぶりをお許しください 笑。
 
でもその分、ゆっくり時間をとってこの子と戯れましたので、すっかりすっかり癒されました♡
 
 
 
ということで…
 
まずこのギターのスペックのおさらいから。
 
 

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■ 1941年製 Martin 000-18
 
Top: アディロンダックスプルース
Sides & Back: マホガニー
Neck: マホガニー
Finger Board: ブラジリアンローズウッド
Bridge: ブラジリアンローズウッド
 
やはりフィンガーボードとブリッジがエボニーではなくハカランダってところが、オトコゴコロをくすぐってきます♡
 
なお、ブリッジはいつかの時点でリプレイスされていますが、オリジナル同様、ハカランダで作成されています。よい杢目です♡
 

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また内部構造については、トラスロッドがノンアジャスタブルのスティールT-Bar仕様、ブレーシングはリアシフテッドという、僕の初めてのマーティンD-28 Authentic 1941と同じです。
 
それと、ナット部でのネック幅は42.9mmというのも僕のオーセンティックと同じなんですが、ネックのフォルムは全然違いました!!
 
とにかく細い!
 
 
1941オーセンティックも充分握りやすい細さなんですが、この1941年製000-18はそれよりさらに細いです。細いというか、薄いのかな?握った感じがとにかく華奢です。
 

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そしてオーセンティックの方は、ハイフレットに向かうにつれて少しずつVネック的な感触が出てきますが、1941年製000-18はどこまでいってもVネック感は皆無です。
 
そういう意味では、手の大きな人にはちょっと細すぎるかもしれませんねー。幸い僕の手は特別大きくないので、最初はあまりの細さにびっくりしましたが、直ぐに慣れました。
 

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左: Martin 000-18 (1941年製)
右: Martin D-28 Authentic 1941(2014年製)
中央: うちのカバ
 
こうやって比較すると、ロングスケールとショートスケールの違いがかなりはっきりわかりますね。
 
 
では続いて、フェチ目線での写真をいくつか。
 

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トップのアディロンダックスプルース。
 
これはオーセンティックと比べると一目瞭然なんですが…
 
とにかく杢目が細かいです!
 
 
 
たまに『アディロンの杢目は幅の広いものの方がいい』という説を耳にする事があるかもしれませんが、少なくともこのヴィンテージマーティンのアディロンの杢目はとても細かいです。
 

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まぁサウンドが良ければ、杢目が広かろうが狭かろうがどっちでもいいですよね!
 
次にちょっと内部構造をパシャっと。
 

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出ました!
布製のサイドの割れ留め。これはオーセンティックで見たことあるぞ。これがオリジナルなのねー。
 

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マーティンのロゴ。これも確かにオーセンティックでみたのと同じだ。
 

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こちらはXブレーシング部分。ここを布で補強してるのもオーセンティックで見たぞ。ヴィンテージマーティンを現代に蘇らせるという謳い文句のオーセンティックですが、やはり噂に違わず、細かい部分までしっかりコピーしてますな。
 
そして写真のX部分横のひし形の補強は、塗り込みピックガード収縮によるトップ割れ、いわゆるマーティンクラックを裏側から留めているリペア跡です。
 
このクラックを表から見ると…
 
 

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…見えますかね?
 
1弦と2弦のブリッジピンのちょうど真ん中あたりから、ピックガードの左端より少し内側に入ったところにかけて、ひとつの杢目の幅の中で斜めに線が入ってるのが、クラックです。肉眼で見ても、ほとんどわからないし、全く気にならないレベルです。
 
そしてこのギターにはもうひとつクラックがあります。
 

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写真の左奥の方に、短いブレーシングのような補強材が見えますね。これが、バックのクラックの割れ留めです。
 
こちらも表から見てみると…
 

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この中央やや下に、小さく白く見える点が見えるでしょうか。その上下に、杢目にそって斜めにクラックが走っています。ただこれも肉眼ではほとんどわかりません。ということで、試しにフラッシュをつけて撮影してみると…
 

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おぉぉ、出た!
こんなにくっきりはっきり出るとは思いませんでした 笑。
 
あの白いポツッとした点あたりに、なにかをぶつけてバリッといってしまったんですかね?まぁ70年以上も経ってるわけですから、キズやクラックのひとつやふたつあって当然です。
 
そういう歴史をくぐり抜けてきたんだなってことを想像しながらこのギターを弾くのは、それはそれでなかなかオツなものです。
 

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そしてこれがシリアルナンバーです。79916。
 
 
 
きっと長きに渡って、たくさんのオーナーさんに可愛がられて、何か縁があってうちに来てくれたんだと思うと、なかなか感慨深いものがありますぞ!
 
ボクんとこに来てくれてありがとねー♡♡♡
 
 
 
ということで、今回はここまで。
 
次回は肝心のサウンドについて書いてみたいと思います。
 
 
(続く)
 
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