ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

Jeff Traugott Model R(②それはジェントルマン僧侶)/ ジェフ・トラゴット

はじめてのトラゴット、Traugott Rが届いてから6週間くらい経ちました。

 
ここのところありがたいことに、公私共になんだかんだと忙しく、毎日があっという間に過ぎていきますが、そんな日々でも、週末を中心に時間を見つけてはギターをぽろぽろジャカジャカと弾いてます。
 

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自らの物理的動作がギターを通じて音楽に変換されるというこの“ギターを弾く”という行為は、ある意味とても神聖にすら感じられる表現活動であり、絶叫したくなるほどに楽しくて仕方のない遊びでもあるわけですが…
 
 
更にそこにトラゴットという新しい仲間が加わったことで、そもそも素敵だったその行為は、僕のひとり遊びに費やせる限られた時間を何よりも先に投資したいと思わせる、ダントツ圧倒的な魅力を備えてしまいました。
 

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世界的ルシアーで巨匠とも言われるジェフ・トラゴットのギターのサウンドを語るには、まだまだそれと共に過ごす時間が足りていないというのが正直なところですが…
 
 
これまで感じているのは、とにかくひとつひとつの音の密度が高くて、質量のあるサウンドです。それなのに、弾き方次第ではまるでマホガニーのギターのような、軽やかでサクサクしたクリスピーさも感じられます。
 
もしかすると一般的に認知されているような、どーんと迫力があって、抜けも良く、キレもある…といった元気いっぱいのハカランダサウンドとは少し異なるかもしれません。どちらかというとダークで、内的なサウンドです。
 

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また、トラゴットを弾いた誰もが感じるらしい高音弦から低音弦までのバランスの良さは、あえて僕がいうまでもない程に高い次元で素晴らしく、音量もピアニッシモからフォルテシモまで自由自在といった懐の広さ。
 
そして、とにかくウッディーです。いかにも高級ギターといったようなゴージャスなキラキラさとか、いかにもマーティン40番代といった絶妙で耳心地の良い音の揺らぎ、コーラス感みたいなものはあまりない代わりに、とにかく実直、ストレート。きめ細やかで繊細なんだけれども、実はとても力感のみなぎるサウンドです。
 
もちろんネック内部を貫くロッドはカーボンだし、そもそも弦は金属でできていたりするわけですが、それでもなお、このギターを弾くと、
 
ああこれは木の音なんだなぁ…
 
と否応無しに感じてしまうウッディーさがあります。
 

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それはまるで、長年の厳しい修行・鍛錬の末に手に入れた鋼のような肉体と強靭な精神を、上質なファッションと穏やかな微笑みの中に隠し持った、ジェントルマンな僧侶のよう。
 
 
あ…。
これ自分で書いてみて、今、わかりました。
 
 
僕、そういう人になりたいんでした。
 
 
なるほど。僕がトラゴットのギターを好きになった本当の理由、少しわかってきた気がします。
 
自分がそうありたい、そうなりたいというイメージと、ギターとが一体になってくれる。つまり…
 
極めて個人的な “内的欲求的なにか” と共鳴するギター
 
として、僕という個人にとっては、トラゴットがひとつの理想系として感じられるからなのかな?
 
 
・・・。
 
 
なぜか今回はいつになく内省的な記事になりましたが(笑)、まだもう少し、このギターと共に自身の内面を見つめる時間を過ごした後、また改めてトラゴットのインプレを詳しくお届けしたいと思います!
 
(続く)
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