ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

はじめてのアーチトップ(③あの“弦楽器の魔術師” がやってきた)

こうしてプリウォー期のGibson L-5にすっかり魅了されてしまった僕。
 
 

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中でも、この写真のジュリアン・ラージが抱えている個体と同様の16インチモデルと呼ばれるL-5は、1935年頃に仕様変更されて、ボディーサイズが17インチにサイズアップされてしまうため、僕の求めるGibson L-5は1934年頃までの個体に限られるということになります。
 
 

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※ 但し、実際には1937年頃まで、17インチモデルと並行して少ロットの16インチモデルが生産されていたそうです。(出所: 写真の洋書『The Gibson L-5』より)
 
 
そして更にその中でも…
先ほどのジュリアンのギターと同じく、フィンガーボード上のポジションマークが『ブロックインレイ』と呼ばれる長方形のかたちの個体に、ボクはときめいてしまいました。
 
ちなみにこのブロックインレイが初めて登場したのは1929年頃で、それまではいわゆる標準的なドットインレイが使われていたようです。
 
 

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左側は1924年製、右側は1934年製。ドットインレイの方がしゅっとしていて、スタイリッシュですね。素敵♡
 
ちなみにヴィンテージギターの相場を調べてみると、1929年以降のブロックインレイのものよりも、1929年以前のドットインレイの個体の方が圧倒的に高価で、ヴィンテージ ギターとしての希少価値も高いみたいです。
 
 
でもね、もう好きになっちゃったんだもん♡
 
 
 
このなんとも言えない野暮ったい感じがたまらんのですよ。いかにもヴィンテージ Gibsonといった佇まいで、ムード満点なところもサイコー!
 
そしてサイド、バックのメイプル材のフレーバーが効いたこの独特のアタック感、程よく枯れたヴィンテージ L-5サウンドは、もはや唯一無二ですね…。明らかにフラットトップとは異なる、僕にとっては完全に新しい魅力です。
 
 
…っていうか、この時のジュリアン・ラージはまだ22歳。たぶんバークレー音楽院とかのキャンパスで弾いてるとこなんでしょうけど。
 
もしこんな同級生がそばにいたら、嬉しいというか、逆に絶望的というか…。もはや笑うしかないでしょうね(笑)。
 
 
 
そんなこんなで、
 
プリウォー期の16インチ Gibson L-5、しかも『1929年から1934年頃のブロックインレイを有する個体』というかなり狭い条件で僕のはじめてのアーチトップを探す旅がはじまったのは、昨年の暮れ頃のことでした。
 
 
その後は来る日も来る日も…
 
理想のL-5を探す毎日…。
 
 
…。
 
 
…。
 
 
…。
 
 
毎日まいにち…。
 
 
…。
 
 
…。
 
 
なのですが…
 
 
とにかく出物が少ない!
 
 
この半年の間に、日本国内で僕が見つけられたのは、Blue-Gさんに出た一本のみ。それも僕がコンディションを問い合わせた時には既にHOLDになっていて、そのまま売れちゃいました。
 
 
当然、国内だけでなく海外マーケットもずっと監視していましたが、それでも、半年で見つけられたのは4〜5本くらい。ただコンディションと価格の見合いで、どれもイマイチ決め手に欠けていて、なかなか思い切って踏み切れない日々が続きました。
 
 
しかーし!
 
 
数日前の6月吉日。
 
あの“弦楽器の魔術師”はやって来たのです!
 
 
 

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トラスロッドカバーに彫り込まれた美しい筆記体。
 
 
そこに書かれた名前はなんと…
 
 
 

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“Roy Smeck”
 
(続く…)

 

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