ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

1953 Fender Telecaster オリジナルブラックガード【ジュリアン・ラージ来日記念】(前編)

来日がいよいよ迫ってきたJulian Lage(ジュリアン・ラージ)。

 

昨年秋の来日時はクリス・エルドリッジとのアコースティック・デュオとしての来日で、そりゃもうおったまげなライブをどっぷり堪能させてもらいましたが・・・

 

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今回は今年リリースされたアルバム「Modern Lore」を引っさげてのトリオライブ。つまり、エレキです。テレキャスターです(はあと)。

 

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さて、Julian Lageによる脅威のテレキャスターサウンドを聴いたことない方がもしかしたらいるかもしれないということで、ぷんさん厳選の超おすすめライブ映像がこちらです。

 


Julian Lage - I'll Be Seeing You (Live in Los Angeles)

 

・・・これほんと、何度観ても言葉がないですね。初っ端からのインプロヴィゼイションソロがまず圧巻だし、曲中のソロなんかも、もうベースのおじさんも、あまりの才能溢れるプレイの数々にもはや微笑みながら見守るしかないみたいになってるもん。すごいもん。ぽかーんとなるもん。

 

そして1954年製のオリジナル Fender Telecasterから繰り出されるサウンドが、もうメロウでメロウで・・・。

 

僕はこのプレイを見て、「ほぇぇぇぇぇ!!!なんじゃこりゃ!?テレキャスターからこんなサウンドでるのかぁ・・・すげーーーーーーー・・・ほぇぇぇぇぇぇ(ぽかーん)」と魂を抜かれたまま、大久保のヴィンテージギターの名店 Hyper Guitarsさんに向かい、ジュリアンと同じ1954年製 Fender Telecaster を試奏しまして…

→なんだこのアコギみたいなクリーントーンは!?

→更にぽかーん

→・・・これくださいっ!

…となった経緯については、昨年のこちらの記事でお伝えした通りなのですが、

 

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あれから1年ほど経った2018夏のある日・・・

 

アメリカの「デジマート」や「J-Guitar」と言えばわかりやすいでしょうか?

ご存知な方はご存知の「Reverb.com」にこんなギターが掲載されているのを発見してしまったのです。

 

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このギター。まぁ普通に見れば、何の変哲もない、リフィニッシュものの1953年製 Fender Telecaster ですよね。普通にかっこいいですが、せっかくオリジナルブラックガードを買うのであれば、できるだけオリジナルに近いものが欲しい…っていう人にとっては、メイクばっちり的にリフィニッシュされちゃっている点が、どうしても引っ掛かりますよね。。。

 

しかーーーし!!!

ジュリアン大好きっ子のぷんさんにとっては、ぜんぜん違ーーう!!

 

なぜなら出品者が・・・

 

Fiesta Finishes

 

だからですっ!!!

 

 

・・・って声高に叫んでも、どなたにも共感してもらえないですよね。

 

冒頭のライブ動画でジュリアンが弾いていた1954 Fender Telecaster 。

実は、このReverb.comのギター出品者と同じFiesta Finishesによってレストアされ、リフィニッシュされた個体なんですよ。詳しくは以下のFretboard Journalの記事をご覧ください。最初のジュリアンのコメント部分に、「Fiesta FinishesのPaul McKenzie氏から購入した」ということが語られています。

www.fretboardjournal.com

 

こんなマニアック情報を知った上で、冒頭の動画のジュリアンのテレキャスターと、Reverbに出品されている個体の画像を、もう一度見比べてみてください。

ほら?まさに同じ色でしょ?かなり白っぽい感じ。ベージュというか、クリーム色というか、完全に同じ色のブロンドフィニッシュになっているんです。これはFiesta Finishes社が、1950年代の新品のテレキャスターの色をできるだけ再現するために、顔料の調合を独自に研究して作り上げたカラーなので、まったく同じ色はこのFiesta Finishesにしか作れないんです。

 

つまり、Reverb.comに出品されたあのギターは、そうです・・・

 

『ジュリアン・ラージ ドンズバモデル』

 

ということになるわけです。ね?ジュリアンファンなら欲しいですよね??

 

だってこれ逃したら、また次いつ、Fiesta Finishesリフィニッシュもののオリジナルブラックガードが出てくるかわからないですからね。そもそもリフィニッシュせざるを得ないようなコンディションのオリジナルTelecasterを仕入れられない限り、作りようがないわけですから、もう二度と出てこない可能性だってあるわけです。

 

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こうしてアメリカ、カリフォルニアからやってきた1953年製 Fender Telecaster (refinished by Fiesta Finishes)。

 

しかし僕には、まだ笑顔はありません。

 

ヴィンテージエレキ、特にネックとボディーがボルトで固定されているだけのFenderギターの怖いとこ。

 

極端な話、本物のオリジナルなんかでは全然なくて、単なる近年モノのネックやボディーにレリックパーツを組み合わせただけのレプリカ個体という可能性すら、ありえるわけです・・・。

 

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さっそく弦をはずして、パーツをバラして、本物かどうかをひとつひとつ確認していきます。

 

お願い神様ーーー!ww

 

(続く…)

blog.punguitars.com

 

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