ぷんギターズ Blog

ぷんギターズ【公式】のブログ。アコースティックギター、ヴィンテージギター、好きなことをぽつぽつと。ピエール・ベンスーザン、ジェイソン・ムラーズ、森山直太朗、ジュリアン・ラージが特に大好物

はじめてのMartin 40番台(② Martin Custom Shop)

巷は先週のサウンドメッセからの絶賛開催中ハンドクラフトギターフェスの話題で持ちきりですが、ボクも弾いてきました。話題のOgino Guitar最新作を…(*゚∀゚*)

これはまた後日記したいと思います。

 

さてさて、1回あいだが空きましたが、連載ブログ『はじめてのMartin 40番台』、前回からの続きです。

はじめてのMartin 40番台(①歌いたくなるマーティン) - ぷんギターズ Blog

 

前回の記事で紹介したようなプリウォー&ウォータイムのヴィンテージMartinが大好物なぷんさん。そもそもの根源的な好みとしては、どうしてもウッディーなトーンの方に僕の好みが寄ってしまうので、あの “程よくドライなのに何故か不思議なほどに華がある” っていうヴィンテージ独特の魅力に真っ先に想いが募ってしまうわけですが…

 

一方で、今回のテーマ “歌いたくなるマーティン” のサウンドイメージは必ずしもヴィンテージテイスト限定というわけではないです。

 

狙い①

むしろ現代の40番台マーティン独特のキラキラ感や、ミッドレンジが程よく間引かれた気持ちの良いドンシャリ感…みたいなものは備えていてほしい。これが “歌いたくなるマーティン” のイメージとしては、僕にとって今回の1番重要なファクター。

狙い②

ただし、それでもやっぱり一定のウッディー感、音の深み/コクみたいなものはしっかり感じたい。これがないと、個人的にはどうしても何か違和感を感じてしまうのです。

狙い③

そしてボディーサイズ。これは今回の狙いからしてドレッドノート一択ですね。あの大型ボディー、用途によっては、ちょっと回りくどい音の出方が逆にモノ足りない/扱いづらいと感じる場合もあると思いますが、歌うことを主用途に考えた場合、あのドレッドノート独特の、エフェクターが掛かったかのようなコーラス感は何ものにも代え難いものがあります。

 

そんな中でも特に②の狙いを踏まえたマーティンをイメージするとき、僕個人として、どうしても実現したいスペック上のこだわりがあります。それはハイドグルー仕様、いわゆるニカワ接着です。

3年前に手にした僕のはじめてのマーティン、D-28 Authentic 1941の購入に至る際に初めて感じたことですが、やはりニカワ接着には僕好みのサウンドを生み出す“なにか”があるような気がしています。その後、コリングスが発表したトラディショナルシリーズにおいてもニカワ接着が導入された際に、更に個人的なその想いを強くしたわけですが…

 

このハイドグルー接着が、僕ぷんさんに効きまくる“惚れ薬的なにか” を仕込む効能があるのは間違いない!…笑

 

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※ ニカワ接着に使用する動物性油(左)と、一般的なタイトボンド(右の2つ)。ニカワは木にしみこむために、接着面に接着物質が残らない密着した接着が可能で、それによりピュアな振動を伝えることができるそうです。(ワタナベ楽器京都本店さん記事より)

 

 

ちなみに、僕のお気に入りのギターの中には、ハイドグルー接着ではないギターもたくさんあります。じっくり弾いたことのある中で言えば、Kevin Ryan とかLowdenとかがそうですね。これらがニカワ接着だったらまた違ったサウンドになるのだとは思いますが、そんなことを想うまでもなく、そのままでめちゃくちゃ好みのサウンドです。なので、何でもかんでもニカワじゃなきゃダメ、とかいう狂信的な話ではないです。

 

これは塗装についても同じで、ポリ系かラッカー系かどちらか1つだけを選べと言われれば、あくまで個人的な好みとしてウッディーさを感じやすいラッカー系を選びますが、クリスタルのような澄み切った透明感を重要視するなら、むしろポリ塗装の方が美しいサウンドを引き出せたりすることも多いのではないかと感じます。

 

そもそも音というものに、絶対的な『良し悪し』なんてあるわけないですからね。TPOに合った音楽があるように、音楽で表現したい何かをイメージしたときに、それぞれしっくりくる音/しっくりこない音があるということでしかないのでしょう。そして、そのしっくりくるかこないかの感覚も、場合によってはそれぞれの個人によって違ってくることもあって当然なわけです。だからギターって何本も持ちたくなるわけですしね…ウフフ(←急に自分のmy new gearを正当化w)

 

 

さて、話しは戻りまして…

 “ぷんさん向け惚れ薬” の効能を求めて、今回はハイドグルー接着は必須…と心に決めました。もしかしたら単なる気のせいかもしれないけれど、後々に『もしこれがハイドグルーだったら…』みたいな後悔を生じさせるリスクを極力減らしておきたいですからね。

 

そうなるともはや、マーティン社のファクトリーの中でも選りすぐりの20人ほどの精鋭しか所属していないという、かの有名な “Martin Custom Shop” にお世話になるしかありません。しかもニカワ接着による製作ができるのは、その精鋭の中でも更に一握りの職人しかいないらしいです。

 

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なおMartin Custom Shopの詳しい様子は、こちらの記事に書かれています。興味のある方は是非!

www.watanabe-mi.com

 

 

そして肝心の材選定!

Martin40番台らしいキラキラ感、程よいドンシャリ感、そしてドレッドノートとの組み合わせで気持ちの良いコーラス感を生み出すための材はなにがいいかしら…??

 

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(続く…)

 

blog.punguitars.com


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